作成日:2023年1月14日
こんにちは。
玉兎スタッフ長崎です(^^)
いつも鍼灸玉兎治療院のブログをご覧いただきありがとうございます♪
秋~冬にかけては風邪を引きやすい季節といわれていますよね。
年末年始、寝込んでいたという方も少なくないのでは?
では、なぜ秋~冬にかけては風邪を引きやすいのか?
今日は、東洋医学の観点から少しお話したいと思います(^^)
東洋医学では、病気の原因を”病因(びょういん)”といいます。
病因は大きく分けて「外感病因」と「内傷病因」のふたつに分かれます。
●外感病因(がいかんびょういん)
外感病因とは、疫病を起こす外界からの影響のことをいいます。
外界からの影響=「六淫(ろっけい)」といって「風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪」の6種類に分類されています。
勘の良い方はお気付きだと思いますが…この六淫は季節や環境と関係が深いんです。
例えば、春は風がよく吹くので風邪(ふうじゃ)が発生しやすく、夏は暑くなるので暑邪の影響を受けやすい。
梅雨は湿度が高くなるので、湿邪が発生しやすく、秋は乾燥しやすいので燥邪の影響を受けやすい。
冬は寒くなるので、寒邪が侵襲しやすい。といった特徴があります。
この六淫は主に皮毛(体表)あるいは口鼻から入ってきます。
多くの場合は皮毛(体表)から入ってきますが、その段階で取り除くことができないと体内へ入っていきます。
例えば「風邪の引きはじめには葛根湯」といわれているのは、寒邪などが皮毛(体表)に侵入してきたタイミングで体を温めて寒邪などを取り除くため。
秋に出現しやすいのは「燥邪(そうじゃ)」
特徴は”乾燥性”で口や鼻から侵入しやすく、肺を損傷しやすいという特徴もあります。
冬に出現しやすいのは「寒邪(かんじゃ)」
頭部や身体の痛み、こわばり、四肢の冷えなどが起こりやすいという特徴があります。
●内傷病因(ないしょうびょういん)
不適切な飲食(食事量の過不足や偏食など)、疲労、ストレスのことをいいます。
突然の強い精神的な刺激や長期にわたって特定の精神的な刺激を受け続けると、
生理的に受容し得る許容範囲を超えて、臓器や気・血の流れに影響されるといわれています。
病気にならないために、免疫力を高めるのも大切なこと。
疲れをためないことも免疫力アップの秘訣です。
身体がしんどいとき、限界がきたら、マッサージや鍼灸治療に行こう
という方も多いですが、先ほどお話したように、体への影響がでる前に取り除くことが大切です!
身体のメンテナンスとかって何をしたらいいかわからない…という方はぜひ直接ご相談ください♪